7、9、12→7、9、12、4→
7、9、12、4、3、8、11 (45点)
乗り替わりと距離短縮。直線の長さが生命線になる追い込み馬が本来しっくりするはずの東京替わりでオセアニアボス中心。千六でも長めになる限定スタミナで、前走は鞍上の資質の低さも影響した。大逃げでペースを勘違いしたのか、スローを必要以上の後方待機。終始行きたがるまで徹底した消極策では、むしろ0秒6差まで迫ったことが驚きだろう。連続の上がり33秒台が古豪健在の証。京成杯AH0秒3差、スワンS0秒6差、阪神C0秒8差、京都金杯0秒5差、阪急杯0秒3差、2年連続挑戦したダービー卿は同タイムと0秒2差、マイラーズC0秒5差、京王杯0秒3差など、重賞上位常連の実績は重賞未勝利と思えぬほど立派な内容だ。外を回って最後勢いの止まった前々走をいい教訓。好枠からコースロスのない内々を立ち回って前々走以上の走り。
主戦に戻したレオアクティブはようやく完全燃焼できる。流れ無視で徹底待機の追い込み馬は常に展開負け覚悟の不器用さだが、日本レコードで快勝の京成杯AHなど本格派の追い込み馬ははまれば強烈なインパクトがある。前走も勝負が決まった頃にエンジン全開。ゴール直後に2着になるほど脚を余せば、プチスランプから抜け出したと断言できる。馬場回復して再び瞬発力が求められる高速馬場で本領。
5ハロン通過が同日1000万より遅いラップではハナズゴールは最悪の位置取りから届くはずがない。さらに直線ではスムーズに捌けなかったコース取りの悪さ。仕上がりそのものも絶好調時より落ちていたか。休み明けでいきなり馬体減、叩き2戦目は長距離輸送にもかかわらず、10キロ増でテンションが上がっては打つ手がなかった。最速上がりでのし上がってきた末脚自慢の牝馬が前2走で不発に近い内容では、距離短縮と乗り替わりの刺激を期待するしかない。ピークが短い牝馬の可能性あるだけに、今年の活躍を占う大事なレースになる。 |