6、11→6、11、9、7、12→ 6、11、9、7、12、5 (32点) 6−11、9、7、12、5、8 能力比較は現時点で互角ならば、ローテーションを重視してゴールドシップ。デビュー戦がレコード勝ちで十分な教育。ひと息入れて追い切り替わりの前走は脚を軽く伸ばすだけの楽勝から中2週で本番を迎えた。教育しながらダメージのないステップは2歳馬としてまさに理想的なレース内容。着差以上に楽な差し切り勝ちとなった前々走でも、まだ余力残しの瞬発力。追い切り強化で挑む重賞ではさらなる進化を遂げる。 ライバルのグランデッツァは不可解なローテーションで評価を下げた。中1週で重賞より、中1週の未勝利勝ちから中3週で挑む重賞が本来の理想ステップ。前走の楽勝でいきなり色気が出て場当たり的な挑戦にリズムの狂いが頭をよぎる。ほぼ馬なり楽勝した前走で、この中間も手ぬるい追い切り。ゴールドより将来性は見込めても、現時点での完成度、仕上がり度はゴールド優位。 相手関係からマカハだが、キャリア2戦の有力馬2頭と比較するとどこか物足りない。1戦でもキャリアの多さがモノを言う未完成な2歳戦。前走でグランと同タイムの最速上がり時計で勝ち上がっても絶対的な信頼は置けない。超スローの前走は教育的な観点でも小さな収穫だった。ここでは5ハロン通過で約5秒以上、時計は3秒近く縮めることが求められる。 ヒーラの前走は向正からマクり合いになる厳しい流れ。それでも余裕十分の手ごたえで、直線入口で楽に先頭に立って圧勝した内容は数字以上に凄みを感じた。2、5着馬がすでに勝ち上がって3着馬も初勝利は時間の問題というレベルの高さ。パワー満点の走りから道悪は問題ない。 ロゼシャンパーニュは距離延長が微妙だが、前走の5ハロン通過が62秒4ならば、すでに千八重賞並みのラップで折り合えた計算。直線はラチ沿いを追えば追うほど伸びる瞬発力が非凡な能力の証。数字以上によく映る馬体も際立っていた。 ラシンティランテの前走は勝ち馬以外に2頭が勝ち上がっている。完璧な好位差しで大人びた内容は数字以上の逞しさということ。距離は問題なく、瞬発力が殺される馬場になってどう転ぶか。 マイネルロブストは先頭に立つまでが速かった前々走と、直線前がクリアになってからの際立つ瞬発力だった前走が秀逸。それでもいずれも5ハロン通過が64秒台という超スローだけの経験で、平均からハイペースになった際にモロさが出そう。
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