14、4→3、6、2、15 (24点)
14、3→6、2 (12点)
14-4、3、6、2、15、11
前走はマクり気味に動いて直線入口で先頭から2馬身差。残り300で先頭に立って勝ちが浮かんだが、直後にいきなり外へヨレるアクシデント。ワールドクラスのGⅠを取りそこなったジャガーメイルだが、他馬より斤量差のあるハンデで今年9歳の高齢だけに取捨に迷う。確かにこのメンバーでは実績が抜けている。紛れもないGⅠ馬。スタミナ勝負に持ち込んだ天皇賞春は唯一上がり33秒台の脚を使って一騎打ちを制している。前々走まで3戦連続の33秒台の瞬発力なら古豪健在だが、勝ち鞍はその3年前の天皇賞春から遠ざかり、58キロを背負ったレースでは天皇賞春以外でここ4年半、ワイドにも入ってない。すべてGⅠか、GⅡというレースレベルの高さでも嫌な傾向であることは間違いない。
東京芝ではすべて掲示板の(5223)。最近は長距離に照準を絞って本格化したノーステアはまだまだ成長が見込める。前々走は初の関西遠征でいつもよりテンション高め。未勝利並みのラップとなった超スローを後方の位置取りでは手も足も出ないのは当然で、前走こそがこの馬本来の姿だろう。上がりレースラップ11秒1-11秒1-11秒4を抜群の反応で直線半ばで勝負決め。抜け出したところでソラを使ったような仕草が出たが、2着馬が後方から近づくと、もうひと伸びで寄せ付けなかったのが底力そのもの。折り合いに何ら不安のない自在型は、手ごろなハンデ重賞で色気が出る。
ファタモルガーナは前走でマラソンレースの強さを示した。向正からマクり合いになるスタミナ勝負に持ち込まれても動じず、直線入口で先頭。最後は勝ち馬の大駆けに屈したが、それでも古馬相手の初重賞挑戦ならば十分すぎる結果だった。むしろ休み明けこそが理想的なローテーションの仕上がり早。瞬発力、スタミナ勝負のどちらにも対応可能な万能型は頼りになる。
アドマイヤラクティの前走はGⅡの壁。勝ち馬と内外のコース取りの差だった前々走とは明らかに違った。最速上がり連発の末脚自慢がまったく歯が立たない完敗。パワーを感じられず、直線の坂でモタつき気味になる不甲斐なさ。瞬発力勝負になればどうにか抵抗できるが、これだけ行きたい馬が揃えば確実に超縦長で、後半一気にペースアップするバイバルレースは避けられない。未知なる距離ではどうにも分が悪い。
ごく普通の例年並みの流れになれば、上がり馬のサクセスパシュートでも通用するが、混戦になればなるほどここが昇級戦になる馬は厳しくなる。乱ペース歓迎のマカニビスティーが人気の盲点か。昨年日本の重賞はすべてGⅡで3、8、5着。使い込んで良くなるタイプが叩き4戦目になるローテーションからも不気味。 |