3→5、9、15、4、11、6 (90点)
5-3、9、15、4、11、6、10
オープンレベルとはおせじにも言えないようなメンバーが揃った。人気になって取りこぼし連発のリルダヴァルは時計、実績的にどうしても人気になるが、この馬の勝負弱さは周知のとおり。33秒台の脚や最速上がりをマークしても意外にいい脚が一瞬で終わるタイプで、以前と違って最近は阪神コースに良績がないのも気がかり。重賞ではっきり役者不足のレベルの馬が、56キロを背負ったオープン相手に連対なしでは狙いようがないか。
8歳にして体調ピークのタガノエルシコは阪神なら今まで以上に面白い存在になる。4走前は完全に引っ掛かるリズムの悪さで0秒3差。前々走は直線坂を駆け上がってからもうひと伸びがコース適性の高さとしてはっきり伝わるだろう。前走は内々で折り合っていたにもかかわらず、直線入口でわざわざ最内から大外へ持ち出す大ロス。それでも勝ち馬タッチミーノットを軽く上回った最速の瞬発力なら乗り方ひとつ。
ダノンスパシーバは長期休養明けで半信半疑。アドマイヤコマンドも度重なる休養を繰り返して年齢的にも終わりが近づいているか。オープンでのキャリア不足でサクラアルディートも狙いづらい。極度のスランプからいぜん抜け出せないゴールスキーは年齢的にもここが最後の正念場。前走は距離云々より、完全に引っ掛かってマクるという最悪なリズムだったことを考慮すれば、トリップはまだまだ見限れない。使えるレースは何でも使うというローテーションに未来はないが、それでもこれだけ低調なメンバーが揃えばラジオNIKKEI杯4着、弥生賞2着、ダービー7着が際立ってくる。 |