5→10、9、13、15、1→
10、9、13、15、1、16、12 (30点)
10、9、13→5→
10、9、13、15、1、16 (15点)
5-10、9、13-
10、9、13、15、1、16、12 (15点)
ダイワマッジョーレは千六~千八ベスト。3走前は直線先頭に立つまでが速かったが、そこから伸びを欠いた0秒1差の2着。前々走は乗り慣れた鞍上にもかかわらず、かなりの折り合い難を露呈した0秒4差の5着など、二千が長めの距離だとはっきり伝わってくる。それでも掲示板を外したのがデビュー2戦目のアーリントンCとひと息後のラジオNIKKEI賞の2戦だけの安定感が能力の高さ。前走の上がりレースラップ11秒2-11秒0-11秒3という極限の瞬発力勝負で最速上がりが本格化のシグナルと断言できる。デビュー以来、最低体重だった前走から馬体減で黄色信号だが、ごく普通の仕上がりなら不発はない。
ダイワファルコンは前々走で長距離適性の低さを露呈しただけに久しぶりの千六挑戦で力が入る。限定スタミナという布石はあった。5走前のオールカマーでは残り100まで先頭を踏ん張れぬ不甲斐なさ。道中掛かり気味だったことや道悪競馬などが敗因とも思えたが、ほぼ無抵抗に終わった前々走で単にスタミナ切れだったことがはっきりした。いつもの強さが戻った前走こそがこの馬本来の姿。得意の中山、渋った馬場なら昨年5着(0秒2差)以上の期待をしていい。
時計決着に限界を示して瞬発力勝負には苦手意識のあるリアルインパクトにとって恵みの雨になる。短い期間に一気に花開いてその後はピタっと成長が止まるディープ産駒の典型的な例だが、それでもGⅠ馬の意地はみせている。安田記念制覇から3度のGⅠ挑戦でマイルCS0秒4差の5着、安田記念0秒6差の6着、マイルCS0秒3差の5着なら、GⅠ馬の威厳は保っているだろう。とにかく勝ち時計も上がり時計もかかれば常に展開ひとつのレベル。恵まれた58キロのハンデで渋り目の馬場になればさらに自信度が増す。
休みこそ走るドナウブルーが前走で見せ場なく終わった。仕上がり云々より、いぜん牡馬との格差、馬群に嫌気、京都だけの強さなど数々の敗因が考えられるだけに、内枠を引いて実質トップハンデの牡馬混合の重賞でアテにできなくなったことは否めない。常に不発のなかったディープ産駒が不発に終わった前走でスランプに陥る可能性さえある。
リルダヴァルは良績集中の京都、東京に反してに中山、阪神でどうにも苦手意識が芽生えてきた。末脚自慢の瞬発力型が鋭さ負け。休み明けを苦にしないで千八ベストの条件にもかかわらず、伸びそうで伸びなかった前走が象徴的。持ち時計ほど怖さのない千六で、課題となる直線の急坂の中山ではさらなる試練が待っている。
ガルボは余計な前走を使って正念場を迎える。上のクラスになればなるほど芝、ダート兼用でいい結果が生まれないのが近年の傾向。残り1ハロンまでの抵抗後にズブズブになった前走の結果から、以前の姿に戻すには簡単なことではない。絶好枠を引いたことだけが頼りか。 |