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東京裏読み
関東
5R6R
9R10R
11R12R
関西
3R9R10R11R12R
ローカル
2R4R
WIN5

東京11R3連単1軸マルチ16→2、15、9、3、17、11 (90点)

3連複1軸BOX16-2、15、9、3、17、11、7、14

サウンドオブハートはいぜんとして確かな能力を測れないのが本音。前4走はすべてスロー~超スローで直線だけの単なる瞬発力勝負というレースレベルの低さ。4走前は同日1600万より5ハロン通過で1秒7も遅いラップ。3走前は同じ良馬場の翌日シンザン記念より0秒4遅いラップ。前々走は3走前と同じ59秒0。極め付けは前走だろう。同日千六の1000万よりわずか0秒5だけ速いラップなら後方待機の馬に策はない。直線入口で先頭から3馬身差の位置取り。最後11秒5をギリギリ差せた程度の同タイム勝ちはいかにも物足りない。2年前で5ハロン55秒9、3年前で57秒5は速すぎるラップとしても、5ハロン58秒台で1分32秒台の決着に対応できる裏付けがまったくないのが現実だ。ハナにこだわる逃げ馬不在で各馬の"スローペース依存症"をひたすら待つしかない。

ヴィルシーナは案の定、前走で化けの皮が剥がれた。三冠すべて2着はとにかく前々有利の超スローの連発。ジェンティルドンナとの着差を単純にそのまま実績として比較できないことが改めて証明された。前走は未勝利並みのラップにもかかわらず、得意の瞬発力勝負で完全なる力負け。上がりレースラップに10秒台が含まれる極限の上がり時計に太刀打ちできないことがわかれば、1分32秒台の勝ち時計で上がり34秒前後が最低条件になる勝負ではなおさら厳しいか。サウンド同様にとにかくスロー待ち。自らハナを切ってペースをコントロールするのも悪くない選択。

ピークの短さはまさにディープ産駒特有。ドナウブルーは叩き3戦目とはいえ、変わる姿が浮かばなくなった。一気に成熟するのが産駒の特長だが、1度リズムを崩すと立ち直りにくい一面も持ち合わせている。不可解な負けとなった前々走がスランプ入りのシグナルだったか。前走は勝ちを意識できる位置取りでいつものような反応なしの完敗が決定的な証拠。斤量、コース、叩き2戦目の成績の悪さなどでいいわけできないほど低調すぎる内容だった。もとより関東に苦手意識。京都以外ではモロさ同居ならば、乗り替わりだけでは刺激不足。

ハナズゴールは前走で評価が急降下。休み明けが敗因と言えない中身の悪さ。3角過ぎから行きっぷりが悪くなり、外々を回りすぎたとしても反応なしに終わった末脚に低迷期入りの恐れを感じさせた。3走前、前々走と明らかに質の違った内容で、以前の輝きを取り戻すには相当な刺激が必要か。2連勝でチューリップ賞制覇を決めた後、スランプ状態になった3歳春の悪夢がよみがえる。

両極端な結果を覚悟してメーデイアを狙う。5走前にようやく500万勝ちだったが、ダートでは短い期間で早くも女王に君臨したほど加速的にレベルアップしてきた上がり馬。とにかくレースぶりが圧巻。前々走の圧勝で芝の重賞でもという感触を得ている。大井外コースを3角過ぎから動くというご法度な乗り方で直線入口、早くも先頭。そのまま一気に突き抜けて残り150から流す楽勝は時計、着差以上の凄みがある。前走も強気のひとマクりで圧勝劇。3角で早くも先頭に立つ積極策が響いたのか、直線半ばに並ばれかけたが残り50で二の足を使って振り切る横綱相撲も衝撃的な強さだった。道悪だったとはいえ、1分40秒を切る快時計は3着馬に1秒差を示さなくても胸を張れる数字だ。
あとは芝の適性を証明するだけ。これまで芝経験は2度。デビューから7戦目で初挑戦だったが、芝はもちろん初だったが、距離も千八までの経験で未知なる二千に挑戦して、勝ち馬が次走マーメイドS2着というレースレベルの高さ。着差はわずか0秒1なら単純計算でも芝重賞で上位争いの計算が成り立つということ。連続して芝のレースを使って続く勝ち馬がゴールデングローブ。次走1000万を連勝して牝馬府中S6着ならば、2度連続のフロック駆けはあり得ないだろう。願ってもない前日の雨で究極の瞬発力勝負が避けられれば叩き2戦目、モマれぬ外枠を味方に芝重賞制覇が視野に入る。

スタミナ的にマイラーでも強まるズブさによってジョワドヴィーヴルのマイル適性はますます低くなっている。置かれるだけ置かれるレース下手。直線の長い東京コースでも前が壁になる覚悟の内ラチ沿い狙いのみが上位を狙える条件だろう。確かに前走は見せ場十分の末脚だった。牡馬混合で手探り状態の中、勝ち馬に次ぐメンバーNo2の上がり時計が復活のシグナル。それでも直線一気が決まりにくい馬場の良さでは狙いづらい。この馬の位置取りからでは最低でも上がり33秒前後。狙うなら次か。

オールザットジャズの前走は見事な立回りだった。まさにデムーロマジック。5ハロン57秒9で逃げるという鞍上の資質を疑いたくなる暴走逃げ馬以外は平均ペース。慌てることなく、直線はラチ沿いを突いて加速する上がりレースラップの追い比べを制すれば、着差以上の強さということがうかがえる。乗り替わりによって古豪が完全復活。東京マイルは千八の良績が大事な総合力を問われるレースで、平凡な持ち時計とキャリアの浅い距離でも軽視はできない。

アイムユアーズの前2走は鞍上と呼吸がまったく合わずに回ってきただけ。前々走は3角過ぎまで引っ掛かる新人並みの資質の低い騎乗内容。前走はなぜか残り100で鞍上が完全に追うのをあきらめた内容ならば、フレッシュな鞍上配置で変わる余地を残している。イチオクノホシは千四ベストのスピード型。少しでもスタミナが求められるような厳しい流れでは手も足も出ないか。道悪だけが頼りのレインボーダリアは前走が速さを感じられない流れ込みの内容。良馬場に回復すると掲示板が大目標になる。