3、12、2⇔3、12、2、14、16⇔
3、12、2、14、16、5、6、10 (153点)
桜花賞トライアルといっても重賞の谷間、新鮮味のないメンバー構成ではレース前から泥試合確定か。芝適性が微妙なダートで勝ち上がってきた逃げ先行馬。フェアリーS並みの超スローも覚悟しなけなばならない。絶対的に前々有利。直線ラチに近いコース取りが好走条件になる。
外枠を引いたテンダリーヴォイスは厳しい条件となった。すでに主役級でないことがはっきりした元エリート馬は、走るたびに評価を下げている。順調だったのはデビュー2戦まで。もう一段の成長を期待し続けてきたが、前2走の内容はいかにも着順、着差などすべての数字ほど迫力を感じなかった。前々走はディープ産駒として大好物の超スローの上がり勝負で切れ負け。前走は逃げ先行馬有利の流れだったとはいえ、前を捕えきれなかったことは切れ味身上のディープ産駒が成長の止まり具合を示したということ。これまで5戦中3度の最速上がりだが、どこかジリっぽいイメージでスパッ切れるよりジワジワ伸びるタイプだけに本質は中山向きではない。時計不足も懸念材料。
名手に乗り替わって刺激を期待した前走のアドマイヤピンクは意外にもこれまで同様に置かれて終了のレースとなった。すでに差す形で限界を示しているだけにあえてこだわったのは不可解だが、前々勝負で変わる余地を残していることも事実。自身の最速の上がり時計は超スローとはいえ、千八でハナを切った際の32秒8。単純に前半脚をためてもこれだけ凡走を繰り返すならば、突破口を探るためにも試す価値はあるだろう。後手に回って馬群を縫って抜け出すほど器用さはなく、外を回った時点で馬券から遠のく。スタートがすべて。
クイーンCは4着以下が微妙なレベル。5着シングウィズジョイが完全に成長止まって次走自己条件でも勝ち切れないならば、ボーダーライン上のメイショウメイゲツは取捨に迷う。道中まったくロスなく、ラチ沿いを立ち回って3着ロカに上がり時計で0秒6、4着アンドリエッテに0秒4差は決定的な差。狙いたかったゴールドシャンティは大外枠でギブアップ状態。母は交流重賞を勝ちまくったベラミロード。デビューが芝、2戦続けて差し競馬など、いい意味で裏切り続けている意外性ある良血だが、さすがに一気の距離延長で大外枠は厳しすぎる。 |