5⇒1⇔8、7、2、6 (8点)
アダムスブリッジの前走は時計、着差以上に強烈なインパクトがあった。徹底待機でポツンと最後方。ロスなしに立ち回れた少頭数を割り引いても、最後残り100からの切れ味は世代比較で最上級。11秒4-11秒3-11秒4の上がりレースラップで2分1秒台の決着は価値ある数字となった。昨年からある程度予想されていたが、ダービーは賞金2000万前後がボーダーラインの可能性。省エネローテの象徴的存在だったアヴニールマルシェがクラシック出走に黄色信号だけに、ここで賞金加算されない2着でも許されない立場だ。次を見越した2着取りより、先を見越した確実な賞金加算が命題。必要以上に控えたり、間違ったポルト大名マークだけは避けたい。
超ハイレベルなレースと泥仕合的なレースが混同する今年の3歳世代。きさらぎ賞も勝ち馬以外に何ら強調点は見当たらない。着差は0秒3差とはいえ、牝馬に遊ばれたポルトドートウィユはただただクラシック出走を目標に切り替えるべき。すでに賞味期限切れを感じさせる新鮮味のなさ。スローの瞬発力勝負に負けたディープ産駒に未来なしが持論だが、4着グリュイエール程度と同じ上がり時計では多くの課題を残したことは間違いない。連対パーフェクトほど凄みを感じず、距離伸びて瞬発力に磨きのかかることのない父クロフネからもとにかく2着死守だけを念頭か。
4角でマクられて戦意喪失したのが前走のレガッタ。キャリアの浅さがモロに出ただけの敗因ならば、叩き2戦目、キャリア3戦目で突然に変身するのがディープ産駒の怖さ。距離延長となった前走が掛かり気味となったエイシンライダーはハナを切ることが絶対条件。 |