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中山裏読み
関東

5R7R
9R10R
11R12R
関西
3R6R
9R10R
11R12R
ローカル
3R4R
WIN5

中山11R3連単フォーメーション14、10、4→14、10、4、5→

14、10、4、5、12、15、2 (45点)

3連複フォーメーション14、10-14、10、4、5-

4、5、12、15、2 (19点)

タッチミーノットは新潟記念2着でこれまでのイメージを一新させて吹っ切れたムードがある。それまで重賞ではワイドラインが大きな壁となってジリっぽさがネックだったが、初の上がり32秒台突入が変身のシグナル。前々有利の流れだった毎日王冠ではメンバーNo2の瞬発力で0秒1差。前走は捌きやすい流れだったとはいえ、直線坂を上がって先頭に立つともうひと伸びからの完勝は見事な内容だった。約2年ぶりの勝利が初重賞制覇で貫禄も備わったか。内枠に良績集中、叩き2戦目より休み明け初戦に良績、勝ち鞍のない千八など、数々の課題をクリアしなければならないが、中山は間違いなくベストコース。

ダノンバラードは外国人騎手によってさらなるステージに到達した。乗り替わりの連続によって好走パターンが定まらなかったが、3走前、前走でようやくはっきりしただろう。3走前は道悪競馬で上がりレースラップが全11秒台になる超スローを中団から見事な差し。前走は他馬よりワンテンポ早い仕掛けから直線入口先頭で押し切る横綱相撲なら、素直にディープ産駒特有の一気の成長力を期待できる。この馬の本質はマイラーが自論。前走から一気の距離短縮はむしろ好材料。

ナカヤマナイトは絶対的に自信のある中山で前走が掲示板外だったが、予想どおりに距離の壁にぶち当たった結果として度外視できる。すべて馬券絡みの千八(3210)でどう巻き返すか。使い減りするタイプは休み明けこそ完全燃焼できるローテーションでコース、ステップ、距離すべての条件がイメージどおりとなった。ここで見せ場もなければ、極度のスランプとして割り切るしかない。

ダイワファルコンはいまだにつかみどころがない。前走は数字どおりの太めで状態そのものが伴ってなかっただけに一過性のポカだが、それでも昨年のこのレースでは金杯2着後で見せ場なしの惨敗が残像として強烈に残っている。パンパンの良馬場より渋り目の馬場が理想か。いずれにしても大幅なダイエットが大前提。

リアルインパクトは千八で小細工が利かなくなれば策はない。昨年は道悪競馬で0秒8差の3着に踏ん張れたが、良馬場の瞬発力勝負では毎日王冠のように分の悪さを露呈している。得意のマイルでも切れずバテずのレースぶり。好枠を引けたことが唯一の救いだが、それでも直線の追い比べで凌げるイメージは浮かばない。シルポートの大逃げから第2集団先頭で粘り込むのが唯一の好走パターンか。

トーセンレーヴはまだ見限れない。3走前は直線、挟まれた時点で追うのを止めて0秒8差。前々走の最後4着馬を差し返して3着がこの馬の能力基準で、手ごたえがありながらエンジンのかかりの遅かった前走0秒8差はあくまで展開負けと納得できる。器用さが求められるトリッキーな中山コースはむしろイメージどおり。得意の千八に戻れば、少なくても前3走以上の走りを計算。

将来的には重賞活躍馬でも、アンコイルドの現状はオープン特別止まり。驚くような持ち時計がなく、準オープン、オープンのキャリアが前2走だけで、GⅡの別定戦ではいかにも人気先行。GⅠのスローにもかかわらず、まさかの単騎逃げとなった前々走のシルポートは展開の利がすべて。ごく普通の流れでは手も足も出ないのが現状の重賞での力関係。シンゲンの前走は収穫があった。前々走まで必ず引っ掛かっていた癖馬が前走は意外にスムーズな折り合い。次走ダイヤモンドSを完勝した3着アドマイヤラクティに0秒5差なら年齢ほどイメージは悪くない。