5→18、8、3、4、10、1 (90点)
18-5、8、3、4、10、1
エイシンオスマンはすでに長いブランクを感じさせないほど馬体の良さが戻ってきた。休み明け初戦はハイペースの暴走、前々走は未知なる距離で引っ掛かる折り合い難を露呈した内容と比べたら前走は雲泥の差。直線入口では馬群の内々で十分な手ごたえなら、復活のきっかけをつかみかけたことは間違いない。12番人気でニュージーランドT制覇はローテーションの悪さから人気の盲点になっただけ。グランプリボス、ドナウブルー、ダノンシャーク、リアルインパクトを完封劇はけっしてフロックではない。距離微妙に長い皐月賞では2着サダムパテックに0秒6差。再び得意の距離に戻したNHKマイルCでは1分32秒6の4着ならば、状態さえ戻ればオープン特別ならいつでも勝てる実力馬ということ。これだけスタート上手な馬を前走ミスは鞍上との呼吸の悪さがすべてで一過性のポカ。リズムを崩しかけて慣れない好位差しから0秒7差なら、前3走より確実に元の状態に戻りつつある証でもある。
マヤノリュウジンは重賞勝ちも時間の問題になっている。JRAデビュー1戦だけで地方へトレード。直後から8連勝を含む地方(9011)で出戻ってきた。初戦をいきなり0秒3差の5着でイメージ一新。その後はすべて馬券圏内で、走るたびに時計を詰めるレースぶりは6歳馬と思えぬ成長過程だろう。重賞勝ちしたスギノエンデバーに0秒4差、オープン特別勝ちしたアイラヴリリに0秒3差の3走前で重賞級を確信した。前々走は休み明けのトップハンデをクリア。千二ベストをにおわせていたが、前走で距離も千四までなら何ら問題ないことを証明すれば、死角らしい死角はない。
オリービンが人気になればいいお客。とにかく阪神しか走らない癖馬で、前走の1番人気は正直驚いた。阪神は1度の掲示板外しの(3311)に対して、京都は掲示板1度だけの(0004)。さらに勝ち鞍のない距離ならば、強調点を探すのに苦労する。手薄なオープン特別では実績よりも状態の良さ。鞍上もJRA初勝利で勢いが出れば、セイルラージ狙いも悪くない。3走前の勝ち馬マックスドリームはオープン特別2着、前々走の勝ち馬トウケイヘイローは重賞勝ち、2着エーシンミズーリがオープン4着というレースレベルの高さを強調。
千二4勝に対して勝ち鞍どころか、馬券に絡んだこともないマコトナワラタナは距離克服が最大のカギを握る。他馬とはまるで反応が違う横綱相撲となった前走は見事な勝ちっぷりで、連続の最速上がりに好調さが物語っているが、常に展開ひとつの不器用さは実績のない距離で強気になれない。 |