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東京裏読み
関東
6R
7R8R
9R10R
11R12R
関西
1R3R
9R10R
11R12R
WIN5

東京10R裏読み3連単フォーメーション5→9、1、11、8、16→

9、1、11、8、16、2、7、13 (35点)

3連複フォーメーション9-5、1、11-

5、1、11、8、16、2、7、13 (18点)

過去20年で皐月賞1分59秒半ばより速い決着となった年は
94年ナリタブライアン(当時皐月賞レコード)
02年ノーリーズン(皐月賞レコード)
04年ダイワメジャー
05年ディープインパクト
09年アンライバルド

この5頭の中、ダービーで二冠制覇となったのはナリタブライアンディープインパクトだけ。強い皐月賞馬は二千ベストの中距離型という裏付けで、いくらハイレベルな時計を叩き出しても、2ハロン延長は予想以上にこたえた結果となっている。今年も例外ではないか。ナリタディープともに距離延びてもさらなる飛躍を確信できた追えば追うほど伸びる底知れぬ瞬発力。ロゴタイプのイメージとは明らかに違っている。一番嫌なイメージとして残っているのが父ローエングリンだ。千八の中山記念勝ちはあるものの、間違いなく千六ベストのマイラーだったこと。さらにハナ切って完全燃焼の典型的な逃げ馬だったことがロゴ二冠というイメージがどうしても浮かんでこない。
戦績だけならロゴタイプはまるでナリタの再来のように同じようなローテーションとなっている。決定的な違いは当時とのクラシックへのレース体系。デビュー戦で千八や二千が多数存在する現代の競馬で千二デビューからダービー挑戦は異例中の異例だろう。

ナリタのデビューからダービーまでのローテーションは
千二→千二→千二→千七→千四→千八→朝日杯→共同通信杯→スプリングS→皐月賞。ロゴと同じ千二デビューだが、中身はまるで違っている。スプリング、皐月賞でマクり競馬に固めて追えば追うほど伸びる瞬発力を披露。朝日杯から皐月賞までの着差はすべて0秒6差以上で、横綱相撲の連続ならダービー制覇も簡単にイメージ、計算できた。
ディープナリタ同様に追えば追うほど伸びる瞬発力。何よりデビュー前からダービー制覇を目標に逆算したようなローテーションで徹底して二千より短い距離は使わず、5連勝でダービー制覇している。

ダービー8着(0秒7差)に負けたノーリーズン
千八→千六→二千→皐月賞でいかにもキャリア不足。

ダービー6着(1秒差)に負けたダイワメジャー
千六→ダ千八→ダ千八→スプリングS→皐月賞

ダービー12着(2秒3差)に負けたアンライバルド
千八→二千→二千→スプリングS→皐月賞

ひと昔前のようにできるだけ披露を避けたローテーションで勝ち上がるよりメイショウサムソンディープスカイエイシンフラッシュオルフェーヴルのように、6~10戦してもいかにへこたれない体質を作り上げることが重要になっている。この点でもロゴに不安点。直前軽めの追い切りはダービー挑戦馬として異例。常にオーバーワークの不安が拭いきれない体質ならば、極限の決着時にポカがあっても不思議ではない。

ハイレベルに終わった年の皐月賞2、3着馬まで広げてデータを取ると
94年
2着サクラスーパーオー
ダービー不出走
3着フジノマッケンオー
千六→ダ千二→ダ千二→千四→千六→スプリングS→皐月賞→NHK杯(二千)
→ダービー4着(1秒2差)

02年
2着タイガーカフェ
千二→千八→千八→二千→二千→弥生賞→皐月賞
→ダービー10着(1秒差)
3着タニノギムレット
ダ10→千六→千六→千六→スプリングS→皐月賞→NHKマイル3着
→ダービー制覇

04年
2着コスモバルク
地方馬で前4走はJRAの千八→二千→弥生賞→皐月賞
→ダービー8着(1秒2差)
3着メイショウボーラーはダービー不出走

05年
2着シックスセンス
千八→千八→千六→二千→二千→二千→千八→若葉S→皐月賞
→ダービー3着(1秒2差)
3着アドマイヤジャパン
二千→二千→二千→弥生賞→皐月賞
→ダービー10着(2秒差)

09年
2着トライアンフマーチ
千六→千六→千六→若葉S→皐月賞
→ダービー14着(3秒8差)
3着セイウンワンダー
千六→千六→千六→朝日杯→弥生賞→皐月賞
→ダービー13着(2秒6差)

近年これだけ距離体系が明確に分かれている時代に千二デビューの馬がダービー制覇するとは到底考えられない。一瞬の脚を使い切ってスピードで圧倒するレースぶりをみても、距離延びて超高速馬場で壁に当たることが自然な流れ。
ハイレベルの皐月賞上位組がダービーで無様な競馬になるのは2つのパターンがある。ひとつは距離が長い馬、もう1つは激走の反動が出た馬。
96年3着フジノマッケンオー、04年ダイワメジャーは古馬になってマイラーに良績集中。
02年タイガーカフェはその後勝ち鞍が二千まで。

反動パターンは読みにくいが、
02年ノーリーズンは年明け5戦目のダービー挑戦、押せ押せだった04年コスモバルクなどもわかりやすいが、菊花賞2着の05年アドマイヤジャパン、菊花賞3着のセイウンワンダーなどは典型的に一過性のポカだろう。

千二デビューのロゴタイプ。時計勝負だった皐月賞の2~3着馬に苦戦が強いられれば、見た目と気性的に難しいコディーノを見限って別路線のキズナ、皐月賞を不完全燃焼で終わったメイケイペガスターテイエムイナズマを例年の傾向から狙いたい。