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マルヨフェニックスがコース2度目で勝機が浮かぶ。気性先行の気難しさだが、2年連続の帝王賞挑戦で4、6着。フリオーソ、ヴァーミリアン、スマートファルコンなど走ってきた相手を考えれば、ここは恵まれた別定戦。理想的な距離でますます自信度が高まる。徹底先行のゴールドイモンにヴァイタルシーズが加われば自然と差し競馬。ガッサンプリンス、ニックバニヤン、マンオブパーサーの台頭。 徹底したダートのスプリント路線で重賞の上位常連ヴァンクルタテヤマが得意の小回りコースで圧勝が浮かぶ。ハナか、番手かというはっきりした好走パターン。鞍上のミスでとりこぼした3走前を度外視すれは、とにかく崩れてない。テン乗りと初の58キロに若干の不安はあるが、五分に出れば地力と適性の高さで主役は譲れない。 短距離界に新星が誕生した。ランザローテは通算(6112)。とりわけ千四(4010)の内容は際立っている。前走も正攻法で重賞制覇。追い出しを我慢して着差以上に余裕ある完勝が、単なる上がり馬と思えぬ奥行きの深さを感じさせている。長いブランクを乗り越えて年齢以上の若さも心強い。強力な同型でキングスゾーン、年齢的な衰えでリミットレスビッドが頼りなくなればビッグクラウン、エフケーフィルの地元勢の出番か。 バンブーーエールは絶対の自信がある千二だが、3戦連続の59キロはさすがに無視できない。浦和、阪神よりも直線の長い盛岡コース。追い比べになってますます厳しくなる。あくまで連軸タイプ。57キロで理想的なコース替わりならばトーセンブライトの逆転か。牡馬混合になるとモロさが顕著になるメイショウバトラーはすでに9歳の高齢で、上がり馬コパノオーシャンズに魅力。タマモホットプレイはダートでも芝同様にいい脚が一瞬。 スマートファルコンの前走は20キロ増の馬体、短距離を2度使った弊害などいろいろな悪条件が揃ったとしても、あっさりした負け方だった。掛かり気味の折り合いはいつものこと。4角で射程圏から逆にマコトスバルビエロ程度に突き放されては、今まで相手に恵まれたことも否めなくなった。3着サカラートをクビ差競り落とすのが限界だった瞬発力。4着エスケーカントリーより明らかに勢いは劣っていた。ひとまず馬体を絞って主導権を握りたい。 フリオーソは鬼の居ぬ間に勝っておきたいレースだろう。昨年暮れの不振から完全に立ち直って再び好調期。相手をスマートだけに絞ったレースで勝機が浮かんでくる。GTレベルでモマれてきたキャリアを重視する。 距離の限界ギリギリのアドマイヤスバルより、スタミナ豊富なマイネルアワグラス。ゆっくり下り坂のアロンダイトは一線級相手になると限界を示した前走で評価を下げた。新たなコンビで新味が出たサカラートは前々勝負で前走の再現。
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