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年齢のわりにキャリアが少ないフェラーリピサは痛みの少ない古豪。千八はギリギリの距離だが、兵庫チャンピオンシップ勝ち、平安S0秒4差の7着なら悲観する材料でもないだろう。ダートの強さは特筆もので、前々走までは負けて0秒6差の安定感。前走はカネヒキリと0秒2差を強調する。 マコトスバルビエロは近くて遠かった重賞制覇。6連勝中だったスマートファルコン相手に4馬身差のぶっち切り勝ちで評価を一変させた。マルブツリードは成績どおりのムラ馬だが、(2111)の鞍上に乗り替われば前々走のようなことはない。これまで重賞6、6、6、5着だが、走るたびに勝ち馬との着差は縮まっている。東海Sではワンダースピードに0秒1差が重賞級の証。 ボンネビルレコードはさすがに衰えが隠せなくなった。豪快な瞬発力に陰りがみえて昨年の勢いは失われている。トップサバトンはいぜん迷いがみえるローテーションで強気になれない。羽田盃を快勝後は千八以上で連対もないのが現実。クレイアートビュンは高いレベルの時計決着になって策がなくなる。 ブルーヒーローが今まで以上に重賞制覇が計算できるメンバーで力が入る。これまで馬券的にはパーフェクト実績。世代レベルは別にして同世代なら間違いなく重賞馬と同等の評価ができるまで完成されている。スピード、スタミナ兼備の差し馬で、スローの瞬発力勝負になりやすい川崎二千百は理想的な条件になった。打てば響く。 予想以上にハイレベルになった黒潮盃組は信頼できる。千六以下の距離経験でいきなり重賞にぶつけて4着のメジャーピースは、エースに乗り替わりで色気が出る。これまですべて掲示板の(3312)。前走はあえて注文をつけて控える競馬となったが、力さえあれば押し切れる前々有利の条件になってごく普通に強気の先行策。前々走は同日のJRA交流B2で5着に相当する。 見た目にパワーは感じられなかったが、実戦で化けたツルノゴゼンはかなりの強さ。先行馬が総崩れの流れを強気の仕掛けで振り切った前走は秀逸。距離にメドが立てば自信度は高まる。ブルーラッドはよほど鞍上との相性が悪いのだろう。3角手前から故障のように行きっぷりが悪くなる悪癖が2戦連続。同じコンビではどうにもならないか。 馬体から強調点のないアンビシャスガイだが、前走の見せ場十分の末脚はひとつきっかけをつかめそう。心身ともにどっしりしてきたカネゼンホープ、もっと絞って理想形になるマスターハンド、引っ掛かり気味の折り合いとなった前走だけで見送ることのできないチョウサンペガサスがワイド要員。
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