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予想結果

2010

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(1/31)根岸ステークス

東京千三レコード勝ち、兵庫ジュニアGと全日本2歳優駿の連勝が含まれたデビュー4連勝から一時スランプになったスーニだが、短距離ダートに照準を絞って見事な転化。能力は抜けていてもやはり距離の壁は厚かったという前走で高い評価は揺るがない。ダート千六以下で負けたのが3走前だけならいぜん底知れぬ魅力。そのレースの勝ち馬は短距離王のバンブーエール。短距離戦では絶対的な能力差を示す3着馬と4馬身差がケタ違いの絶対スピードの証にもなっている。3歳春の時点ですでに59キロを克服済み。左回りの方がしっくりしていた短距離型が、最高の条件でJRA重賞勝ちにリーチ。

勝ちっぷりに派手さはないが、オーロマイスターは期待が膨らむ砂巧者として完成間近。唯一馬券を外した3走前の7着でも2着馬に0秒4差。芝を見切ってダートに路線変更後の快進撃はまったく別馬の勢いがある。6走前に平安S勝ちのロールオブザダイスに先着、5走前は平安S3着ネイキッドに先着が重賞通用を物語っている。3走前は初のオープン相手で2着以下にほぼ互角の内容。勝ち馬シルクメビウスに次ぐメンバーNO2の上がり時計なら、クラス2度目で前々走の走りも当然だった。前走の勝ち馬はGV3着の実績があるクリールパッション。今年中の重賞勝ちがはっきり浮かぶ。

グリフィンゲートは条件上がりと思えぬ凄みを感じさせる。前走はほぼ直線だけの競馬でぶっち切り勝ち。ズバ抜けた最速上がりからも着差以上の強さの完封劇に重賞好走の計算が成り立つだろう。前走2着馬は次走サマーウインドの2着。単純に時計比較から格下感はまったくない。

行きたい馬が揃ってビクトリーテツニーに怖さが出た。前2走が流れ無視の徹底した待機策。余力十分でも仕掛けを我慢して直線勝負で挑んで前々決着に終われば単なる展開負けの連続だったということ。いずれもいい脚は使っているだけに、スローのない相手になって一発を秘める。鞍上も絶好調。

シンウインドはGU2勝だが、GTに壁があった通算7勝馬の仔サマーウインドも微妙な立場になる。前2走は0秒8差で圧倒したが、いずれも掛かり気味の折り合い。外から被されることのない先行マクり。まったく同じ展開の勝ち方はモマれた際にポカがあっても驚きはない。体型も明らかに千六で長め、千四がギリギリになる千二ベストのスプリント仕様。千四なら小回りが理想か。

千二のカペラSはスピードだけで対応可能としても、東京千四になればある程度の耐久力が求められる。千二で一番のパフォーマンスが高くなるダイワディライトミリオンディスクは、距離延長でどこか頼りなくなった。ダイワの前走は控える競馬で策のないことの証にもなった典型的な例。ミリオンの前走は展開に恵まれたことがすべてなら逃げ先行馬が揃って外枠を引けば、いずれも強気になれない。

コースも距離も条件ベストのワイルドワンダーだが、さすがに年齢的な衰えが見え隠れしてきた。決していいリズムと思えぬステップで前走が完全なる鋭さ負け。距離延びても年齢的に一変は考えにくい。前走は追い込み集団の中でも目立った末脚を使えなかったワンダーポデリオ。ひと息後や距離不足が懸念されるグロリアスノア。前2走より確実にペースが速くなれば同型ケイアイテンジンセレスハントの再現は難しい。

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(1/31)京都牝馬ステークス

長い間、スランプに悩まされていた古豪には不信感。勝ち馬ライブコンサートが東京新聞杯で見せ場もなければ、レインダンスの前走も数字ほど評価はできない。ザレマは着差こそないが、見た目にはどうしても衰えを感じさせている。前走は一瞬抜け出せる瞬発力だったが、結局逃げ馬を捕まえられなかったヒカルアマランサスは、オープン馬との壁がますます高くなった。京都コースに苦手意識のあるクラウンプリンセスブラボーデイジー。古馬との格差を露呈した前走のワンカラット。古馬の重賞級相手に試金石となるマイティースルーベストロケーション。ここまで相手が低調になれば、レジネッタの復活劇も期待できる。前々走は最速上がり、前走は東京新聞杯で1、3着だったレースレベルの高さ。久しぶりの京都コースも刺激になりそう。初ダートの前走は馬群の中で折り合い重視でも見せ場あったチェレブリタはいい刺激を得た。

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(1/30)東京新聞杯

今年の4歳世代は大きく評価を変更しなければならないだろう。ジャパンCでリーチザクラウンの惨敗。有馬記念でセイウンワンダーイコピコアンライバルドの惨敗ではっきりした。現時点は二千四百以上の距離でまったく歯が立たない。過去10年と比較しても高いレベルだった皐月賞から、二千以下のスピード競馬で花開くタイプが多く存在するということ。昨年の京王杯4着ケイアイライジン(プリンシバルS勝ち)はまともに乗っていれば突き抜けていた末脚。スワンS2着はアーリーロブスト(京成杯勝ち)。福島記念はサニーサンデー(ラジオNIKKEI賞2着)。阪神C3着はサンカルロ(ニュージーラントT勝ち)。数少ない古馬重賞の挑戦でこれだけ結果を出せば、今年の金杯で世代全滅でも悲観することはない。カンパニー引退で手薄になった短距離界で4歳世代の躍進は確実。

皐月賞2着馬のトライアンフマーチが少なくても上記の馬よりは格上。不完全燃焼に終わったクラシックの悪夢は短距離路線に変更して完全に断ち切れる。前走は予定どおりの乗り方か。スタート直後から控えてすぐにラチ沿いをキープ。まったくロスのない乗り方に徹して直線勝負で振り切れば、イメージどおりの短距離での強さ。抜け出すまでがとにかく速かった瞬発力は皐月賞時の豪快さが戻ったことの証にもなった。追い出してからいくらかラチにモタレ気味になるなど課題もあるが初の古馬相手にいきなり結果を出せば修正可能な守備範囲。母キョウエイマーチの超良血が適距離の舞台で羽ばたく。

レッドスパーダは以前よりモロさが解消されたが、それでも半信半疑。翌日の1000万にわずか1秒だけ上回った勝ち時計を高く評価していいのかどうか。2着は重賞でまったく太刀打ちできなかったエーシンフォワード。3着にオープン勝ちのないトーセンクラウンではレースレベルそのものが微妙になってくる。前走は終始掛かり気味の折り合い、直線入り口で自然と前が開くような恵まれた展開。それまで2戦の淡白に終わったモロさがどうしても忘れられない。

マイネルファルケの前走は着順以上に中身が濃い。まさかの同馬主の馬にペースを乱される誤算。前半58秒2は驚くような速さでないものの、スタートして間もなく外から一気にハナを奪われる流れは数字以上に厳しい展開。東京コースに結果を残す逃げ馬が、ハナを切れば最後の踏ん張りは一変する。

GTで勝負が終わった頃に鋭い脚を使ったアブソリュートスマイルジャックは慣れない京都コースがすべてだった。東京コースに絶対的な自信のある(4112)のアブソリュートは本質が叩き良化型なら、レフティーのイメージがますます強まるスマイルジャックに魅力。東スポ杯3着、ダービー2着、東京新聞杯3着、京王杯7着(0秒3差)、安田記念13着、毎日王冠7着(3着馬に0秒3差)、天皇賞11着(4着馬に0秒4差)。東京コースの重賞はとにかく崩れない安定感がある。

キャプテンベガはどうやら直線までまったく仕掛けられない徹底した追い込み馬として完成された。ベストの距離で案外に終わった前走が象徴的な結果。(0221)のコースで東京千六(0200)でも、仕掛けの難しいタイプのテン乗りにプラスがない。

内ラチぴたりと回って前走の再現を狙うチョウカイファイトアップドラフト。前走は大外ブン回しで見せ場のあったグッドキララが気楽に乗れる強み。前2走は掛かり気味の折り合いで鞍上との呼吸の悪さを露呈したストロングガルーダが主戦に戻して大駆け。

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(1/24)アメリカジョッキークラブカップ

キャプテントゥーレは乗り替わりで嫌なリズムを立ち切る。前走は直線でまともなコース取りなら楽に3着以上、勝ち馬との差はもっと際どくなっていた。終始外へ外へ。馬が苦しがってヨレたのか、画面から一気に消えるほど外へ進路を変えば、ロスの大きいことは当たり前。最低でも右ムチを使うのを止めてしごくか、左ムチで追わなければならなかった。結局、内からカンパニーサプレザに足をすくわれれば、鞍上の大ミスということは決定的になった。前走のGTでフレッシュな接戦実績は、衰えとスランプが見え隠れする低調なメンバーでは群を抜く強調点。皐月賞馬の底力は確実に披露できるだろう。得意の中山は朝日杯、弥生賞、皐月賞で3、4、1着。負けた2戦がいずれも0秒4差ならコース適性は相当な高さ。58キロと距離克服だけに焦点が絞られた。

デルフォイは休み明けの前走で見せ場十分。見た目以上の逞しさを感じさせて古馬重賞でメドを立てたことが大きな収穫だった。最後は完全に勢いを失っていた同タイムの4着でも順調さ、キャリア、初コースを割り引けば、中身の濃い一戦だったことは間違いない。デビュー戦でアドマイヤメジャーフォゲッタブルを子供扱い。5走前には先週の日経新春杯2着のトップカミングと同タイムなど、常に人気以上に走る大物食いのタイプ。ひと叩きでますます不気味な存在になった。瞬発力勝負になった前走より、ある程度スタミナが求められる二千二百は条件好転。

トウショウシロッコの体調はデビュー以来最高の状態に近い。内々でためて一瞬の脚を使い切るというイメージが強かったが、外から直線一気の前走は凄みさえ感じさせる瞬発力。展開負けは納得済みの徹底した追い込み策に再び構える可能性が強まった。中山二千二百は(0121)。セントライト記念2着は0秒2差、2年連続挑戦のオールカマーは3、4着。一昨年がマツリダゴッホに0秒4差でマイネルキッツエアシェイディに先着。昨年はマツリダゴッホに0秒6差。昨年のAJCCが0秒4差の3着でマイネルキッツに再び先着なら、少なくても斤量差からマイネルには確実に先着できる計算。内々でじっくり我慢して脚をためれば不発はない。

穴馬として面白いのがダイワワイルドボアだ。長いスランプから立ち直りをみせた前走がターニングポイント。昨年は8戦して良馬場がわずか3戦。昨年の金杯は上がり時計が16頭中9番目、日経賞が4番目、オールカマーが8番目の数字だったが、前走は勝ち馬アクシオン、2着トウショウシロッコを凌ぐメンバーNO2の数字がスランプ脱出のシグナルだろう。内コースより外コース、二千より二千二百の好条件で狙い撃ち。

実績だけで人気になるようなネヴァブションは見送りが正解。好枠に恵まれた昨年のAJCC快勝を除けば、2年前のステイヤーズSまでワイド以内がない事実。すでに7歳の高齢馬がいきなり復活する姿は浮かんでこない。マイネルキッツは使うだけ使って入着を拾うだけ。重賞勝ちは天皇賞のみで、以前からGUに壁があった一発屋が59キロを背負えば、ますます連対から遠のく。ゴールデンダリアは不発に終わった前走で一気にトーンダウン。

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(1/24)平安ステークス

ダイシンオレンジはダート界の新星として注目できる。デビュー当初は芝に固執して出世が遅れたが、5戦目のダートで展望が開けた。通算ダート(5123)。鞍上の甘さが出た6走前を除けば、ワイドを外した2戦は0秒6、0秒3差。とにかく崩れない安定感で、兄ブイロッキーがユニコーンS2着、名古屋優駿3着、ジャパンダートD4着、ダービーグランプリ5着から、ますます期待が高まってくる。前走も逃げ馬の直後で唸るような行きっぷりの良さ。狭いスペースから抜け出す際はまさに一瞬の鋭さで、逃げ馬の完全な勝ちパターンを崩した勝利は着差以上に価値がある。格下感はまったくない。

ロールオブザダイスの大賞典3着は着順ほど中身がない。歴史に残る超スローペース。2分3秒台が当たり前のレースで2、3秒も遅い勝ち時計は過去10年の中でも最悪な数字になっている。レベルの低い直線だけの競馬。逃げ馬の直後の内々でじっくり我慢していた格下馬が、見せ場をつくれたことも納得できる。JRA馬場の重賞では3戦連続でふた桁着順が能力基準。

強さとモロさが同居するウォータクティクスも試練が続く。デビュー2戦目から6連勝で重賞制覇がうそのような近走の低調ぶり。ハナを切らないと持ち味が生きない精神面の甘さで、成長するまでかなりの時間が必要か。同型が強力になれば4角手前でもがく姿が浮かぶ。

アドバンスウェイは控える競馬では未知数。前走の結果からもやはりハナにこだわるしかない単調な逃げ気性で評価が落ち着く。向正まで行きたがって直線入り口でギブアップ状態の手ごたえの悪さ。行くしかないトシナギサが内枠を引けば展開はさらに厳しくなる。どちらも自分の形なら色気が出てくる相手関係。お互い突っ張れば共倒れ。

トーセンアーチャーの前走は最悪な内容だった。スタート直後の芝に戸惑ってリズムが狂ったか。道中は向正まで引っ掛かる折り合い難。仕方のないマクり競馬から直線半ばでレース終了となっている。太めの馬体なら当然の結果。距離短縮、叩き3戦目、(3010)の得意なコースに戻って変わり身を期待したい。大幅なダイエット前提。

ネイキッドの前走は勝負どころから内ラチ沿いをスルスルと追い上げて4角で先頭から3馬身差。ごく普通に射程圏に入れて完全なる鋭さ負けでは強気になれない。時計のかかるパワー馬場より、軽い馬場向きの差し馬か。いずれにしても京都(3112)の条件で真価を問う。

ダイショウジェットは距離の壁を乗り越えられるかどうか。この2年間で千八7戦して連対実績はマーチS2着の1度だけ。ひと息入った7歳馬で寒い時期の実績が今ひとつなら割り引きが必要。

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(1/17)日経新春杯

京都コースに苦手意識のあるトップカミングが前日1番人気には正直驚いた。1000万卒業に3戦かかって1600万でも2戦を費やせば、エリート路線とはひと味違っている。古馬相手のオープン特別さえも未経験の上がり馬では厳しいステップになることが否めない。昨年、古馬の重賞でほぼ壊滅状態となった4歳世代。クラシック好走馬より秋以降に力をつけたタイプに良績を残しても強気になれないのが現実。

ベストメンバーはさらに苦戦を強いられるか。距離経験は二千まで、キャリア7戦だけの若駒が長期休養明けでいきなり古馬相手のGUにぶつけてきた。確かにデビュー以来、すべて掲示板の安定感は買えるが、世代レベルそのものが微妙になっている4歳馬に強調材料は足りない。

メイショウベルーガは実績も体型も中距離限界のイメージ。テイエムプリキュアは両極端な結果を覚悟なら、高齢のハンデ頭でもインティライミサンライズマックスの出番だろう。どちらも京都コースに良績。ひと叩きしたセラフィックロンプを穴馬に一考。

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(1/17)京成杯

キャリアと距離経験で他馬を上回り、スピードとスタミナ兼備のエイシンフラッシュの勢いは止められない。鞍上の意のままに扱える気の良さで、完璧に近いほど好位差しの完成度も高い。前々走の勝ち馬がNIKKEI杯2着コスモファントム、2着馬がフェアリーS3着のテイラーバートン。前走もアパパネのレコード決着の2着になったブルーミングアレーを直線入り口で並んでマッチレースから競り落としている。着差以上に余裕ある勝ちっぷり。勝ち時計より上がりレースラップがすべて11秒台を強調したい。常に高いレースレベルだったことで胸を張ってレースに挑んでくるだろう。いくらか首の高い走法で前走もスタート直後は内々に閉じ込められて嫌気が出ていただけに、外々の折り合いに専念できる大外枠はむしろ好材料。

レッドスパークルの前走は不可解なスタート直後から待機策。ペースを無視してレース前から決め撃ちで乗ったことがすべての敗因だった。千八の重賞としては超スローの5ハロン61秒1。勝ち馬を凌ぐ33秒6の瞬発力がむなしい空砲に終われば、乗り替わりで期待が高まるのも当然。まともに乗れば少なくても賞金加算が可能だったゴール直前の勢い。ローズキングダム基準でクラシックが意識できる能力として評価も固まった。長くいい脚を使う末脚は明らかに東京コースベターだが、前走の3着は1、2着馬と同じぐらいの価値なら展開次第。

アドマイヤテンクウは前走の評価に揺れる。一貫してラチ沿いで折り合いに専念。勝ちにいくという意識がまったくなかったレースぶりで、掲示板確保も当然といえば当然の結果。ゴール直前の勢いは完全に4着ヒルノダムールの方が上回っていれば、数字的に最速上がりとなった瞬発力も微妙になる。心身ともにまだ子供で完成度そのものは低い。

ブルーグラスは時計以上に中身の濃いレースを披露した。パドックではただ歩いているだけという気合不足が、実戦では別馬のような集中力の高さ。終わってみれば大人びた性格だったということなのか、馬群の中でもまったく動じることのない完璧な折り合いはデビュー戦と思えぬ精神力。一切掛かることもなく、直線ではジワジワ外へ出してモタレ気味ながら楽に抜け出せば、ひと叩きでさらなる上積みが見込める。本気で追えば上がりは軽々34秒台。

アースステップはタフなデビュー戦を快勝で面白い存在になった。前半はまったく流れに乗れないギブアップ状態となった位置取りだったが、終始追いどおしのマクり競馬で上がり4ハロンのレースラップがゴールまで加速していくハイレベルな数字。惚れ惚れする馬体を加味すれば、ますます無視できなくなる。

ダートから路線変更の中ではテンノウセイが不気味。デビュー4戦連続ダートを使って芝に路線変更で初勝利した異父姉エイシンカチータ(父バンブーアトラス)とイメージがダブる。その後オークス6着、秋華賞3着など芝、ダートを問わなかったオールラウンダーの良血馬。マクり合いのサバイバル戦で台頭。

フラガラッハの前々走は内々に閉じ込められて仕掛けのタイミングを逸した。さらに直線入り口でも前にフラつく馬がいて追えないロスがあれば展開負けがすべてと割り切れる。追い出してから抜け出すまでとにかく速かった33秒台の瞬発力。前走はスタート直後に無理やり押さえて折り合い専念なら平凡な時計は度外視できる。細いぐらいの馬体は間違いなく芝向き。強行ローテーションだけが不安材料。

タイムチェイサーは勝ち時計も上がり時計も目立つ数字がない。幼さを残す馬体で、コーナー回りもフクレ気味なら相手と展開に恵まれた。走法も血統も明らかにダート専門のブルーソックス、レコード勝ちの前走は着差を考えれば馬場の良さがすべてならフーガフューグは条件的に厳しい。追わせるタイプの乗り替わりで大幅な減点が必要なローグランドも見送りが正解。

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(1/11)フェアリーステークス

アプリコットフィズのデビュー戦はいきなり世代トップレベルの評価ができる。同日未勝利より2秒2も上回り、同日1600万とわずか0秒8劣ったことで早くもクラシック級が証明された。幼さを残す荒削りなレースぶりで破格の数字を叩き出したことが驚き。舌を越すハミ受けの悪さで直線は何度も手前を替える若さ。直線半ばからフラつき気味で圧勝なら、もう一段階の時計短縮が計算できる。器の違い、別格な素質は血統的にも確かな裏付け。母はマンハッタンカフェの全妹という超良血。姉が千六〜二千で11戦3勝、連対率5割を超えるコロンバスサークル。世代トップレベルのスピードに、サバイバル戦のようなタフなレースになっても問題ないスタミナ兼備ならクラシックでの期待が高まるのも当然だろう。数字以上に大きく映る馬体だが、やはりひと回りの馬体成長が今後の課題。追い切りでも舌を越す仕草が出れば、この悪癖もここで矯正したい。リフレッシュしてどれだけ馬体が増えたかどうか。ハミ受けはどれだけ改善されるか。相手云々より自身のマイナス面を修正するレースに徹しても勝機が浮かぶ相手だ。

テイラーバートンはデビュー勝ちの時点で半信半疑だったが、前々走の好時計2着で姉ジェミードレス(3歳時にクイーンC3着、アネモネ賞3着、紫苑S2着、秋華賞6着)、兄タスカータソルテ(3歳時に京都新聞杯勝ち)以上の手ごたえをつかんだ。同日1600万に1秒3差。アプリコットには若干劣るが、それでも同世代と比較すれば別格の数字で馬っぷりも他を圧倒した好馬体。千六以上の距離で本領発揮しそうなすっきりした体型のバランスが印象的だった。抜群のスタートセンスで行く気になればハナも切れるテンのスピード。掛かる一歩手前の折り合いだったが、勝負どころで外から一気に競られても動じない精神面の強さ、追い出しを我慢して完封したレースぶりに奥の深さを感じさせている。ただ、十分すぎる手ごたえで抜け出してからの伸びが今ひとつ。数字にもはっきり表れたラスト1ハロンのレースラップが12秒0だったことを考慮すれば、アプリコット以上の器かどうかは疑問が残る。

ロジフェローズはセンスと馬体の良さで上昇度を加味したい。スタート直後はいくらか行きたがったが、すぐにがっちりと折り合って直線の追い比べ。うまく馬群を捌いて直線半ばで外へ出してからの瞬発力は数字以上に鋭さがあった。大人びたレースぶりを強調。

メジロオードリーは実戦タイプだったとしてもふた回り以上の馬体成長がほしい現状で重賞挑戦。同日未勝利に0秒6劣った時計から、極限に近い時計勝負では評価を下げるのも自然な流れ。追い出してからエンジンかかるまで時間がかかっていたことも減点材料。東京向き。

迫力という点では今ひとつでもアドマイヤテンバは魅力の血統馬。前2走はいずれも逃げ馬が引き離した大逃げ。前々走は仕掛けのタイミングのズレでとりこぼしたが、並ばれてもうひと伸びの末脚はさすがの良血。前走は平凡な反応ながらも振り切ればひとまず評価が落ちることはない。心身ともにまだまだ子供で、レース経験を積んでどれだけ変身するか。長い目でみたい。

ナリタブルースターは母のような気難しさなくても、兄オースミダイドウ(デビュー3連勝でデイリー杯制覇)のような完成度がない。デビュー2戦、逃げていた兄が重賞でいきなり差し切り勝ちなら、単純に血統を強調できないだろう。フワつきながらの逃げで完全に集中力を欠いた前走のレース内容。最後、差し返した勝負根性を評価できない。控える競馬ではモロさが出ることを覚悟。

カホマックスの前走はスタート直後からかなりの距離まで完全に引っ掛かった。隣の馬を追いかけるムキになる気性の荒さ。現時点では控える形でどうにもならない単調な逃げ馬としての評価で落ち着く。枠順的に今度はハナにこだわりたいが、同型はますます強力になっている。首がやや高い走法と非力な馬体のセントアンズがハナ争いに参戦すれば、かなり先行勢は厳しくなる。好位差しを決めたボンジュールメロンディアアレトゥーサコスモネモシンを穴馬に一考。

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(1/10)シンザン記念

未勝利上がりだったガルボがいきなりGT挑戦で結果を残した。まともに乗っていれば軽く3着という好内容。3角過ぎまで勝ち馬と並んだ折り合いだったが、4角手前でなぜか控えて仕掛けるタイミングを逸する不手際。手ごたえ、ペースから勝ち馬と同じ位置から仕掛ければ、3着ダイワバーバリアンはあっきり交わしていたゴール前の勢いがあった。今まですべてのレースで違う鞍上という乗り慣れない弱みが出た結果と納得するしかないか。前々走は当日1000万にわずか0秒3差。デビュー当初より成長がうかがえる好馬体で馬群にひるまない根性など心身ともにレベルアップ中。文字どおりの上がり馬が前走の経験で花開く。

キョウエイアシュラの前走は着順、着差以上に収穫があった。外々を回るとまったく手の出ない馬場状態。枠順的にも仕方のないコース取りなら、千六経験のない馬が2着エイシンアポロンと同じ上がり時計を褒めるべきだろう。課題だった馬体増がなにより今後につながるいい傾向。中山千六より追い込みやすい条件で狙い撃つ。

安定感で狙うならメイショウカンパク。デビュー2戦は千八で不完全燃焼だったが、3走前のレコード決着に0秒3差がスピード対応能力の高さを示している。それでも勝てなかった前々走は成長途上の若駒の象徴的なレース。外から最後まで競られることもなかった3走前とは違って、前々走はびっしり競られて伸びを欠いた。追い比べでもがく姿は、本質が単調な先行馬という裏付けでもある。強気の積極策が求められるタイプに武豊騎手でますます微妙か。クラスが上がると消極策の連続でとりこぼすのが鞍上の負けパターン。

ピサノユリシーズは前2走ともにメンバーNO2の上がり時計より0秒4も上回った最速上がりが母の遺伝子をそっくり受け継いだことの表れ。母ブルックリンハイツは5勝中4勝が千二のスピード型だが、父タキオンによってスタミナ補充。マイルまで距離にメドが立てれば、今後の課題はスタート良化だけに絞られている。ほぼギブアップ寸前の大きなロスは、レースレベルが上がれば上がるほど致命的になる。内々でどれだけ脚をためられるかの我慢比べ。

穴馬としてレトを取り上げたい。内々で我慢して弾けた前走がいいきっかけ。前々の残り目で好走してきた先行型が脚質に幅が出たことで距離延長でも無視できなくなっている。前2走で最速上がり、前走時のコンパクトにまとまった筋肉質の馬体は、リフレッシュによって好転した効果そのもの。ラチ沿いの折り合いで前走の再現を狙う。

エーシンホワイティは不発のない瞬発力でも、スタート下手とズブさが重なって勝ち負けまでに大きな壁ができた。馬体も父似のスプリンターで距離に強調点がない。逆にマイネアロマは千六で変わる余地を残す。戻らない馬体はネックだが、前々走の33秒台の切れ味は脅威。

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(1/5)中山金杯

狙いは軽量の好調馬。4走前の馬体増で変身したアスクデピュティが面白い。長いスランプから完全に抜け出すいいきっかけ。ここ4戦で最速上がりか、NO2の上がり時計を連発すれば本物の勢いと断言できる。充実した馬体と磨きのかかった瞬発力で本格化。前走の良績ない千六で坂を上がってからもうひと伸びがオープン通用の感触そのものだろう。ゆったりしたローテーションと得意の距離で一発警戒。

脚元のモヤついているアクシオンが、変則追い切りの正月競馬に登場で取捨に悩む。3日の馬体重18キロ増が仕上げの難しさ。重賞2度目でいきなりハンデ57キロ。勝ち鞍のない二千なら割り引きは当然か。

馬体の良さと結果が結びつかないトウショウウェイヴはブリンカー着用で正念場。ダイワワイルドボアの前走は直線スムーズに捌けば軽く掲示板で復活の手ごたえ。実績上位のヒカルカザブエホッコーパドゥシャ、上がり馬サニーサンデーはひとまず仕上がり優先。

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(1/5)京都金杯

ブラボーデイジーの取り消しでマイネルファルケにとってますます展開の利が強まった。前走は明らかに盲点になっただけの人気薄。前11戦で負けても0秒4差はGT、GU、GVを含まれているだけに価値が高い。逃げにこだわりのない安定した先行力。57キロを背負っても能力で軽く突破できる。

スマートギアはどんな相手でも崩れない善戦マン。裏を返せば弱い相手でも勝てない実力馬として評価が固まってきた。前々走は追い込み馬として宿命の積極策が裏目になった結果。常に完全燃焼で終わっていた瞬発力型が不発に終わればどんな流れ、相手でも後方待機策にこだわり続けなくてはならない。初の千六でマクり気味に4角大外から動いても差し切る姿が浮かばない。

年齢的に取捨が難しくなったタマモサポートライブコンサート。前走が着差以上の完敗になったドラゴンファングに強調点に乏しくなれば、距離短縮のクラウンプリンセス、千六(1200)のアーリーロブスト、以前の切れ味が戻ってきたフィールドベアーグッドキララが狙い頃。

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根岸S 買目
京都牝馬S 買目
東京新聞杯 買目
アメリカJCC 買目
平安S 買目
日経新春杯 買目
京成杯 買目
フェアリーS 買目
シンザン記念 買目
中山金杯 買目
京都金杯 買目